「キュマル!」
「ピン!」
「ピンピン!」
「インニ!」
「インゴダァー!」
これ何だかわかりますか?
実はこれ、沼津港魚河岸の業界用語なんです。
「キュマル!」から始まり、最後に「インゴダァー!」で終わる一連の流れ、
これは、セリでのワンシーンなんです。
魚河岸では、セリの始まる時間が決まっており、時間になるとセリ人と呼ばれる人が
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(この赤い帽子をかぶっている人がセリ人です)
大きな声で、「○~∀●・・・§〒±¨Δ・・・・~~」と叫びながらセリを始める場所へ
参加者を集めます。
「○~∀●・・・§〒±¨Δ・・・・~~」というのは、何を言っているのか全くきき取れません
ので、このような表現になってます。すみません。
でも、勇気を振り絞って意味を聞いてきました。
その意味は、
「これから始めるぞ~、セリを始めるぞ~」
というような意味の言葉をダミ声というんでしょうか、ガラガラ声というんでしょうか、
とにかく聞き取りにくいんですが、大声で始まりの合図をするんだそうです。
特に決まった言葉はなく、これからはじまるよということが参加者に伝われば
いいのだそうです。
そしてその大声とともに集まった参加者達は、このセリ人のかけ声とともに、
魚に値段をつけて行くんです。
セリでの基本的取引は、キロあたりいくらなのか?ということです。
セリ人が、「はい!この魚いくらで買う?」というかけ声、
実際、耳できくと、「○~∀●・・・§〒±¨Δ・・・・~~」なんですけど、
そのかけ声の後、セリ落としたい人が、キロ当たりの金額を申告するんです。
そして、冒頭のやりとりが、金額の申告だったんですね。
「キュマル!」
「ピン!」
「ピンピン!」
「インニ!」
「インゴダァー!」
これを標準語にわかりやすく翻訳しますと、
900円!
じゃあ、俺は、1000円!
それなら1100円!まで出すよ。
ちょっと待った~、1200円!でどうだ!
え~い、1500円だぁ~!
となります。もちろん、キロ当たりの金額のことです。
キュマル=900円
ピン=1000円
ピンピン=1100円
インニ=1200円
インゴダァー=1500円だぁー
というように、金額のことだったんです。
最後のだぁーは、卑怯でしたね。すみません。
私も最近になってようやく、セリでのやりとりがわかるようになってきました。
初めは、ピンだのピンピンだの、(しかもあのダミ声なのかガラガラ声なのか
とにかく聞き取りづらい)それすらもききとれない状態でした。
でも不思議なもので数ヵ月もすると、今日のピンは、高かったよねーとか、
あの場面で駆け引きすれば、インニで買えたよねーとか、立派な沼津魚河岸業界人に
なってるんです。
スーパーの鮮魚コーナーで1000円の値札のついたお刺身盛り合わせを
今日は、ピンか~、って言うようになったら、立派な、沼津魚河岸教の信者ですけどね。
冗談は、この辺にして、沼津魚市場では、セリの見学も受け入れています。
埼玉から見学に行くと、こちらを朝の3時には、出発するようですが、それでも見たい!
と思われる方は、沼津魚市場までお問い合わせください。
市場の中に、飲食店も入ってますので、美味しいお寿司などが食べられますよ。
そうまでも、機会があれば、見学したいお客様をご招待できたらいいな~、なんて考えています。
バスもお店で持ってることですし、いつか実現したいです。
因みに沼津では、5月10日(土)に第42回沼津水産祭が開催されるそうです。
体験さかなセリ市や朝獲れ生しらすの試食、あじの釣堀などのイベント、
そして、漁船の体験乗船も実施されるとのこと。
私も、漁船には、ちょっと乗ってみたいな~。
こちらも興味のある方は、沼津市観光WEBをご確認ください。
海のない埼玉でも新鮮な魚介類を気軽にあ召し上がりいただきたい。
これがそうまの目標です。
目指すは、埼玉の漁港。
合言葉は、埼玉に海を!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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埼玉で美味しい和食・寿司・刺身を食べたいときは、ぜひ「そうま」へお越しください
そうま川島本店 049-297-0276
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