気温が上がると食べたくなる川島町のソウルフード「すったて」。
みなさん御存じですか?
すったてロゴ
簡単に説明すると、「すったて」は、胡麻、味噌ベースの冷たいつけ汁に
うどんをつけて食べる川島町の郷土料理です。
では、どのようにして生まれて来たのでしょうか?
川島町は、昔から稲作をはじめとする農業がさかんな町で、今でも農業は、
町の主要産業のひとつですが、「すったて」は、この農業と密接に関係
しています。
むか~し、むかし、夏の炎天下で朝早くから、農作業に精を出す、
団兵衛じいさんとヨネばあさんがいました。
「婆さん、そろそろ休憩だんべぇ、キュウリも採ったし、雑草もひっこぬいたしよぉ。」
「じいさん、お昼は、何食べるん?あまりにも暑いんでオレは、食べたかねぇんだけどよ。」
「そんじゃ、すったてにするべぇよ。それならよかんべぇ?」
念のため標準語にしますよ。
「婆さん、そろそろ休憩しようよ。キュウリも採ったし、雑草もぬいたし。」
「じいさんお昼は、何食べようか?あまりに暑いんで私は、食べたくないんだけどさ。」
「それじゃ、すったてにしようよ。それなら大丈夫でしょ?」
川島弁は、東北の方言のように全く想像もつかない言葉ではないので、
このやりとり、みなさんもわかってくれたんじゃないでしょうか。
夏の農作業は、今では、機械化されたとはいえ、やっぱり重労働です。
昔は、全て手作業で行っていたことを想像すれば、なおさらです。
炎天下の農作業は、体から水分、塩分を奪い体力を消耗させます。
作業後には、体も疲れていますが、おなかもすいているはずです。
でも、暑さゆえ食欲がなくなってしまう。
ヨネばあさんもこんな状況でした。
そんな食欲のないヨネばあさんでも食べたくなってしまう料理が
「すったて」なのです。
煎りたてのゴマをすり鉢ですり、そこへ味噌、玉ねぎ、胡瓜、とあわせて
さらにする。
そして、夏の代表的香味野菜、大葉、茗荷を入れて、最後に水でうすめ、
氷を浮かべる。
キンキンに冷えた冷たいつけ汁で手打ちうどんを食べるんです。
煎りたてのゴマの香り、大葉・茗荷の清々しさ、しかも冷たい。
おまけにさらっとのどを通る、うどんなんだから、食欲もわく。
失われた塩分は、自家製味噌で補い、ほてった体は、胡瓜が冷やす。
こんな利にかなった料理はないわけです。
しかもしかも、農家であれば、胡瓜、大葉、茗荷なんていうのは、
その季節になればどこの畑にもあり、他の材料も特別に用意する
ものはない。
こうして農作業とともに、先人達の知恵によって考え出されたのが、
「すったて」なんです。
この「すったて」、町と商工会がPRしはじめて7年位経ちましょうか。
もちろん、そうまも初めからPRに携わっております。
埼玉B級ご当地グルメ王決定戦では優勝も経験させていただいております。
すったてのイベントや川島町のPRに関しては、またの機会にお話させていただくとして、
この「すったて」。
もうすでに川島町では解禁になっており、町内の参加店舗で提供を始めています。
今年のそうまのすったては、
漁師さんが船上で食べる、冷たいぶっかけめしとコラボ!
「沼津港魚河岸」を活用した「すったて」を提供中です。
通常の「すったて」のつけ汁でうどんを食べた後、残り汁にごはんを入れてたべる。
ここまでは、川島町でもポピュラーな食べ方です。
そうまでは、さらにそこへ、魚河岸直送の新鮮な刺身を入れて食べる、
いわゆる、冷たいぶっかけ漁師めしの「すったて」です。
うどんも、ごはんも、新鮮な刺身も食べたい、そんな方へのすったてです。
suttateryousi.jpg
暑くなって食欲なくなったら?
「すったて」だんべぇ?
新鮮なお刺身をご用意してお待ちしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
海のない埼玉でも新鮮な魚介類を気軽にお召し上がりいただきたい。
これがそうまの目標です。
目指すは、埼玉の漁港。
合言葉は、埼玉に海を!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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埼玉で美味しい和食・寿司・刺身を食べたいときは、ぜひ「そうま」へお越しください
そうま川島本店 049-297-0276
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