おはようございます。
ついこの間まで店のエアコンが壊れるほど暑かったのが嘘のように
涼しくなってしまった8月下旬ですが、ここへ来てようやく待ちに待った
秋刀魚が入荷し始めましたので、今回は、秋刀魚の話題を。
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秋刀魚というと9月から10月の秋の魚のイメージですが、実は漁が
解禁となるのは、関東ではまだ梅雨も明けぬ7月からなんですね。
今年の初日の水揚げは、過去最少、初競りの値段は、なんと1kg
あたり15,500円だったそうです。この金額は、ここ10年間の中でも
最高値なんだとか。
ニュースでご覧になった方も多いかもしれませんね。
そうまに入ってくる秋刀魚もまだまだ値は、高いですが、初モノを早く
皆様にお届けしたいとのおもいで沼津の担当に無理を言って入荷を
してもらっています。
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秋刀魚が、もっと日本の沿岸近くを回遊するようになれば、漁船の燃料
代もそれほどかからず、セリ値も安くなるとのことです。
もう少しの辛抱です。待ちましょう。
さて、秋刀魚と言えばやっぱり定番は、塩焼きでしょうか?
好きな人には、たまらないでしょう、あのほろ苦いワタも秋刀魚塩焼きの
醍醐味ですよね。
秋刀魚は、胃のない魚で腸が超短いんですって。
だから、餌を食べても20~30分くらいで消化し排出、これがワタが
美味しい理由なのかもしれませんね。
塩焼きをワタと一緒に食べたらワタのなかに鱗が入っていた!なんて
経験ありませんか?
これ実は、秋刀魚が捕食した魚の鱗ではなく、自分の鱗なんですよ。
秋刀魚の鱗は、非常にはがれやすく、漁の際大量の秋刀魚どうしの
魚体がこすれることにより鱗がはがれ、それを飲み込んでしまうんだ
そうです。
昔と違って現在では、秋刀魚の鮮度保持技術が向上したことや、流通が
発達したことにより、簡単に新鮮な秋刀魚が手に入るようになりました。
塩焼きも美味しいですが、やはり新鮮なものが入った時は、ぜひ生食で
食べたいですね。
秋刀魚を3枚におろしていると、調理人の手の温度でとけだすくらい、
のりのいい脂をまとった秋刀魚の刺身は、青魚特有の旨みと脂の甘みが
あいまって絶品です。
脂が苦手という方には、握り寿司がおすすめです。
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シャリの中の酢が脂とよく合い、刺身よりも食べやすいかもしれませんね。
それでも苦手な方は、そこへネギとショウガを乗せれば、口の中もさっぱり
です。
これからシーズン最盛期を迎えるに従い入荷も増えてくる秋刀魚ですが、
塩焼き以外にもお寿司やお刺身でご提供して行きますので、機会があり
ましたら、ぜひ一度、生食でご賞味ください。
海のない埼玉でも新鮮な魚介類を気軽にお召し上がりいただきたい。
これがそうまの目標です。
目指すは、埼玉の漁港。
合言葉は、埼玉に海を!
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埼玉で美味しい和食・寿司・刺身を食べたいときは、ぜひ「そうま」へお越しください
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